COLUMNコラム
後悔しない全館空調の選び方!ダクト式?ダクトレス式?違いを解説

「全館空調」という言葉、一度は耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
近年、この「全館空調」という表現が広く使われるようになり、各社からさまざまなシステムが展開されています。しかし、その仕組みにはいくつかの種類があり、それぞれ快適性や特徴に違いがあることをご存知でしょうか。
こうした違いを正しく理解したうえで、自分たちの暮らしに合うものを選ぶことが快適な住まいづくりの第一歩となります。
そこで今回は、全館空調の基本から選び方のポイント、累計導入実績30,000棟以上を誇る全館空調システム「Z空調」の強みまでを徹底解説。
後悔しない全館空調の選び方を、わかりやすくご紹介します!
目次
全館空調とは?メリットをわかりやすく解説
全館空調とは、建物全体の空気を調整し、快適な温度・湿度に保つ空調システムのこと。
リビングや寝室はもちろん、玄関・廊下・洗面室・トイレ・お風呂まで、同じ室温をキープできるのが最大の特徴です。
こうした温度差が少ない住環境は、ヒートショックといった健康リスクの軽減にもつながるとして、近年ますます注目を集めています。“家族の健康を守る”という視点でも、全館空調は魅力的な選択肢と言えるでしょう。
そして全館空調は、インテリア性や外観の美しさを損なわないという点でも、大きなメリットがあります。
各部屋にエアコンを設置する必要がないため、内装デザインを邪魔せず、空間全体がすっきりと整います。
また、部屋ごとにエアコンを設置すると、その数だけ外気フードや室外機が必要となり、せっかくこだわった外観デザインが損なわれてしまうことも…
その点、全館空調は室内機を空調室や天井裏などに設置するため、室内機、室外機の数も最小限。内装も外観も、美しい見た目を保つことができるのです。
ダクト式?ダクトレス式?2つの仕組みを比較しよう
「全館空調」の仕組みには、大きく2つのタイプがあります。
仕組みをよく理解しないまま採用してしまうと、思わぬ後悔にもつながりかねません。まずは、全館空調の構造的なちがいを正しく理解しましょう。
■ 全館空調は「ダクト式」と「ダクトレス式」に分かれる
全館空調は、大きく分けて以下の2タイプがあります。
①ダクト式
②ダクトレス式
まず、ダクト式について詳しく解説します。
■ ダクト式全館空調の仕組み
専用の空調機器で調整した空気を、ダクト(配管)で各部屋に送り届ける方式です。
最もオーソドックスで、快適性・空調効率ともにバランスの取れた本格的な全館空調と言えます。
ダクト式はさらに、“空調機の設置場所”によって次のように分類されます。
● 小部屋設置型(空調室タイプ)
2階の一角などに半帖ほどの小部屋を設け、その中に空調機器を設置するスタイルです。
【メリット】
フィルター掃除や機械の交換など、メンテナンスがしやすい
【デメリット】
・空調室も延床面積に含まれるため、居住スペースが減る
・寝室や書斎に隣接しないようにするなど、間取りや稼働音への配慮が必要
● 屋根裏・基礎内設置型
天井裏や建物の基礎部分に空調機器を設置するスタイルです。
【メリット】
・居住スペースを圧迫せず、間取りの自由度が高い
・機械室不要なので、狭小地でも対応可能
【デメリット】
メンテナンスの難易度が高くなる
また全館空調では、空調された空気の吹き出し口をどこに設置するかによって、快適性にも違いが生まれます。
● 床
【メリット】
足元から暖まるので、特に冬場の暖房効率に優れている
【デメリット】
・小さなお子さんがいたずらしてしまったり、飲み物をこぼして汚れるというリスクがある
・家具の配置に制限が出る可能性もある
● 天井・壁上部
【メリット】
空気が上から下へ流れるため、特に夏の冷房効率に優れている
【デメリット】
清掃など、日常的なメンテナンスの難易度が高くなる
ダクトレス式は“なんちゃって全館空調”!?
次に、ダクトレス式について詳しく見ていきましょう。
ダクトレス式とは、その名前の通りダクト(配管)を使わず、一般的な壁掛けエアコン1~2台で、複数の部屋を冷暖房しようとする仕組み。
ですが、ダクトレス式は、“本当の意味での全館空調”とは言いきれないケースも多いのが実情です。
というのも、専用の全館空調機器やダクトがないため、冷暖房された空気がお家全体に均等に行き渡るとは限りません。お家の構造や日射条件、間取りなどの影響を受けやすく、“お家全体を快適に保つ”ことは難しいと言えます。
その結果、「部屋によって温度が全然違う…」「エアコン1台でも快適って聞いていたのに…」といった声が、住んでから出てくる可能性もあるのです。
「でも、大掛かりな設備がいらないなら、コストが抑られそう」
「ダクトがなければ掃除やメンテナンスも簡単そう」
そう考える方もいるかもしれません。確かに、構造がシンプルで、初期費用を抑えられるという面では魅力的に映るでしょう。ですが、注意すべき点もあります。
それは、こうしたエアコンの使い方が、エアコンメーカーが定める正規の使用方法に該当しない可能性があるということ。つまり、もし故障したとしても“保証の対象外”になるリスクがあるのです。
このように、住んでからの快適性やトラブルのリスクもあわせて検討することが、後悔しない空調選びにつながります。
30,000棟以上の実績が証明!Z空調を選ぶべき理由
一般的な壁掛けエアコン1~2台でお家全体を冷暖房しようとすると、次のような悩みが出てくることもあります。
・エアコンから遠い部屋ほど冷暖房が届きにくい
・1階と2階で温度差が生まれやすい
・暑がり・寒がりなど体感の個人差や、猛暑・厳寒などに対応しづらい
・2階リビングや窓の大きさなど、間取りに制限が出やすい
しかし、全館空調「Z空調」なら、こうした問題をまるごと解消できます!
■ 温度差のない快適空間を実現!
Z空調は、1階と2階でそれぞれ温度設定ができるほか、各部屋での温度差が最小限になるような空調計算に基づいた風量設定になっています。そのため、お家のどこにいても、快適な室温で過ごせるのです。
さらに、2階リビングや吹き抜けなど、どんな間取りにも柔軟に対応できます。空調のために、理想の間取りをあきらめる必要はありません。
また、Z空調を展開するヒノキヤグループでは、“日射遮蔽ルール”を取り入れた設計を徹底。暑さの大きな原因である直射日光をコントロールすることで、冷房効率を高め、より快適な室内環境を実現します。
※“日射遮蔽”に関しては下記の記事も参照ください。
日射遮蔽&断熱で夏も快適に!暑さにも負けない家づくりの秘密を紹介
■ プライバシーもしっかり守れる!
ダクトレス式の全館空調では、お家中の空気を循環させるために各部屋のドアを開けっぱなしにしておくのが基本。
でも、ちょっと想像してみてください。
トイレや洗面室のドアを常に開けたまま…
子どもが思春期になっても、部屋のドアを閉められない…
こうした生活は、現実的とは言えませんよね?
Z空調はダクト式だからこそ、ドアは締め切って生活することを前提に設計されています。快適さも、プライバシーも、どちらも妥協しません。
■ 10年保証付きで安心!
Z空調は、国内トップクラスの空調メーカー「ダイキン工業」と共同開発したシステムで、業界ではめずらしい10年保証付き。
“もしも”に備えた安心感があるのは、非常に心強いポイントです。
■ メンテナンスもらくらく
Z空調は市販の天井埋め込み型エアコンを採用しているため、一般的なルームエアコンと同じようにフィルター掃除が可能。特別な技術や工具も不要で、日常的なお手入れがしやすいのが特徴です。
さらに、外気を取り入れるための換気フィルターは床に設置されており、虫やホコリが上から落ちてくる心配もありません。掃除機で吸い取るだけで、簡単にメンテナンスできます。
■ 豊富な実績 × 自社対応!
全館空調は、設計・施工・メンテナンスすべてに高度な技術が求められる設備。だからこそ、信頼できる会社に任せることが、後悔しない家づくりの第一歩になります。
Z空調は、累計導入実績30,000棟以上を誇り、全館空調シェアNo.1*を獲得している信頼の空調システムです。
空調設計から施工、アフターフォローまで、すべてを自社で一貫対応しているため、万が一のトラブルにもスピーディーに対応できる体制が整っています。
さらに安心なのが、実際にZ空調を搭載しているお家の見学も可能だということ。
カタログや説明だけではわからない“本当の快適さ”を、体感しながら確かめられるのはうれしいポイントです。
※「オーナー様宅見学」のページはコチラ!
マイホームは、人生で最も大きな買い物。だからこそ、「住んでから後悔したくない」と考えるすべての方に、Z空調は自信を持っておすすめできる全館空調です。
*【出典】株式会社 富士経済「HVAC機器・関連ビジネス市場の全容2024」2023年ベンダーシェア棟全体を空調可能なシステムとしてトップ
Z空調のある暮らしなら、パパまるハウスにご相談ください!
今回は、後悔しない空調選びのために知っておきたい、“全館空調の種類”や“Z空調の魅力”についてご紹介しました。
パパまるハウスでは、すべてのプランに「Z空調」の搭載が可能です。
全国各地にあるモデルハウスでは、Z空調の心地よさを実際にご体感いただけます。
「一年中、快適な暮らしを叶えたい」「確かな実績と安心感のある全館空調を搭載したい」
…そんな方は、ぜひ一度、パパまるハウスのホームページやお近くのモデルハウスをチェックしてみてください。
・パパまるハウスのZ空調についてはコチラ!
・パパまるハウスのモデルハウス一覧はコチラ!
・資料請求のページはコチラ!