COLUMNコラム
日射遮蔽＆断熱で夏も快適に！暑さにも負けない家づくりの秘密を紹介
夏本番に向けて、少しずつ暑さが増してきました。
例年猛暑が続くなか、「せっかくマイホームを建てるなら、夏もすずしく暮らしたい！」と考える方も多いのではないでしょうか。
実は、快適な住まいをつくるためには、日差しを遮る「日射遮蔽（にっしゃしゃへい）」と熱の侵入を防ぐ「気密性・断熱性」が重要なポイントなんです。
今回は、暑さ対策に悩んでいる方にこそ知ってほしい、すずしい家づくりの秘訣をご紹介します。
目次
知っておきたい！「日射遮蔽」の考え方
年々暑さが厳しくなる日本の夏。
気温の上昇とともに、「日当たりの良さ」が想像以上の暑さにつながることもあります。
「日当たりのいいお家が理想」と思っていたのに、実際に暮らしてみると「2階がとにかく暑い」「リビングだけ冷房が効きにくい」と感じることもあるようです。
エアコンをつけても室温がなかなか下がらず、結果的に電気代が高くなってしまう…これもまた、夏によくある悩みのひとつ。
さらに、強い日差しは家具やフローリングなどの日焼けの原因にもなります。
こうした悩みを解消するために、近年注目されているのが「夏の日差しをどう遮るか」という視点。特に、室内に入る熱の70％以上が「窓」から入ってくると言われており、窓まわりの工夫は快適な家づくりに欠かせないポイントです。
そこでカギとなるのが、 「日射遮蔽（にっしゃしゃへい）」 という考え方。
太陽の強い日差しが室内に入るのを物理的に遮ることで、室温の上昇を抑えるというアプローチです。
具体的には、庇（ひさし）や軒の出を工夫して直射日光を防いだり、窓の大きさや配置を調整したり…
さらには、外付けのブラインドやシェード、シャッターなどを活用することで、建物の設計段階から“すずしさ”を考えた家づくりが可能になります。
次項では、この「日射遮蔽」を上手に取り入れるための具体的な方法をご紹介していきます。
日射遮蔽で〇℃も変わる！室温シミュレーションの結果とは？
太陽は東から昇り、南の空を通って西に沈むため、南側に長い時間日が差し込みます。だからこそ、日本の住宅では南向きに窓を設けることが一般的です。
しかし、その分夏は強い直射日光が室内に入りやすく、室温が上がりやすいという問題もあります。
それでは実際に、お家の南面に日射遮蔽の工夫をしたら、室内の温度はどれくらい変わるのでしょうか？
たとえば、南側の窓に庇（ひさし）やバルコニーを設けると、直射日光の侵入を防ぐことができ、室温の上昇を大きく抑えられます。
日中の室温変化をシミュレーションしてみると、その効果は一目瞭然。庇やバルコニーのあり・なしで比較すると、室温に約2℃ほども差が生じたのです。
一方、西側の対策も重要です。西日は夕方の低い角度から差し込むため、庇やバルコニーだけでは十分に遮ることができません。
そのため、西側の窓は「小さめに設計する」のが基本。さらに、シャッターや外付けブラインドなど、日差しを調整できる設備を取り入れることで、効率よく日射をカットできます。
こちらも対策あり・なしで比較すると、室温に2℃以上の差が生じました。
※遮蔽方法の例
こうしたシミュレーションを元に、パパまるハウスが属するヒノキヤグループでは、独自の「日射遮蔽基準」を設けています。
日射遮蔽基準では、お家の方角やその地域の気候に応じて、窓のサイズや遮蔽方法の選定を行っています。
たとえば、
・南面の大きな窓には、ブラインドやシャッターを設置して建物の外側で日射を遮蔽
・小さな窓は、遮熱ブラインドやロールスクリーンなど、室内側で遮蔽
・窓ガラスも、地域の気候に合わせて採光性と断熱性のバランスを考えた仕様を採用
・寒い地域では、冬のあたたかい日差しを室内に取り込むための工夫も盛り込む
…など、一年を通して快適な住まいを叶える設計がされているのです。
気候変動の影響で、これからますます暑さが厳しくなると言われている夏。「日射遮蔽」は、そんな時代の家づくりにおいて、エコで快適な暮らしを支える欠かせないキーワード。
パパまるハウスでは、設計段階から“日差しとの付き合い方”を考え、夏でもすずしく心地よい住まいを提案しています。
※ヒノキヤグループの公式YouTubeに、分かりやすい動画も載せています。ぜひご覧ください。
夏も冬も快適に！暮らしを守る「気密性」と「断熱性」
夏を快適に過ごすためには、日差しを遮る工夫だけでなく、お家そのものの性能も大切なポイント。そこで重要になるのが、「気密性」と「断熱性」です。
「気密性」とは、住宅にどれだけすき間がないかを示す指標。すき間が多いと、せっかく冷やした空気が外に逃げてしまい、外の熱い空気も室内に入り込んでしまいます。
気密性が高いお家は空気の出入りが少ないため、冷房効率が高まり、電気代の節約にもつながります。また、音の出入りも抑えられるため、防音性が向上するという嬉しい効果も。
一方、「断熱性」とは、熱の移動をどれだけ抑えられるかを表す指標のこと。断熱材をしっかり施工することで、外気温の影響を受けにくくなり、エアコンによる室内の冷気もしっかりキープできます。
つまり、気密性と断熱性を高めることで、夏は外の熱を遮り、室内の冷気を逃がさずに保てます。冬は逆に、外の寒さを防ぎながら室内のあたたかさを保てるのです。
この気密性と断熱性のダブル効果で、一年を通して快適な住まいが実現します。
徹底した施工と品質チェックで実現！パパまるハウスの「高気密×高断熱住宅」
パパまるハウスのお家は、気密性と断熱性にとことんこだわった設計が特徴です。
そのカギを握るのが、断熱材として採用している「アクアフォーム」。
現場で吹き付けて発泡させる断熱材で、強い接着性により気密性の高い空間をつくることが可能です。
また、お家全体を包み込むように施工するのもポイント。特に夏場、太陽からの強烈な熱を直接受ける屋根にもアクアフォームをしっかり施工することで、熱の侵入を効率的に遮断。
これにより室内の温度上昇が抑えられ、冷房効率も大幅にアップ。光熱費の削減にもつながるのが大きなメリットです。
さらにパパまるハウスでは、アクアフォームの施工後に全棟で気密測定を実施。その結果は、お引渡し時に「気密性能試験結果報告書」としてお客様にお渡ししています。
これは「しっかり気密性の高いお家になっている」ことを数値で証明するもの。性能に自信があるからこそ実現できる、確かな品質の証といえます。
そして、日射遮蔽の工夫を取り入れた高気密・高断熱なお家には、全館空調「Z空調」を組み合わせるのがおすすめです！
電気代を抑えながら、すずしい空気をお家のすみずみまでしっかりと循環させることができます。
快適さと経済性を両立できるので、暮らしやすさも大幅にアップしますよ。
夏も快適な家づくりなら、パパまるハウスにご相談ください！
今回は、暑い夏を快適に過ごすための「日射遮蔽」と「気密性・断熱性」のポイントをご紹介しました。
日射遮蔽のアプローチと住宅性能を組み合わせれば、“夏でもすずしいお家”は実現可能です。
年々暑さを増す日本の夏に備えて、日差しを遮り、冷気を逃がさない住まいづくりを考えてみませんか？
パパまるハウスのモデルハウスでは、実際に日射遮蔽の工夫や、高気密・高断熱の快適さをご体感いただけます。
「夏、すずしく過ごせるお家で暮らしたい！」「高気密・高断熱のお家に興味がある！」
そんな方は、ぜひ一度パパまるハウスのホームページやモデルハウスをご覧ください！
